
イヌムギ Bromus catharticus Vahl
イネ科 Gramineae
イヌムギは平地や道路わきで普通に見られる1年草(越年草?)である.もともと帰化植物で,南米原産である.
和名「イヌムギ」は「犬麦」であり,「イヌ」は役に立たないことを指す.動物名を用いた種名に「ネズミムギ」や「カラスムギ」がある.これらとは小穂の大きさで区別でき,イヌムギは2〜3cmである.近縁種に「スズメノチャヒキ」がある.スズメノチャヒキとは護頴に鋭いトゲがあり,ノギが短いことで区別する.初夏〜夏にかけて花をつける.
日本には北海道〜九州まで幅広く分布している.


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