
イロハモミジ Acer palmatum Thunb.
カエデ科 Aceraceae
イロハモミジは山地に生える落葉樹で高さ10〜15mになる.春〜初夏かけて赤い花をつけ,初秋に実を付ける.この実は昆虫のような羽(翼)をもっており,風が吹けばそれに乗って散布される.2つの種子が1セットとなり,左右に羽がついている.また,葉は秋に真っ赤に紅葉するのが美しい.その美しさからイロハモミジを庭に植栽することがある.さらに,イロハモミジから葉の色がさまざまなものや斑入りの園芸品種が作られている.
近縁種には「オオモミジ」がある.オオモミジとは葉柄の長さが葉の長さの半分以上と長いことで区別できる.
日本には本州中部〜四国,九州に分布する.


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