
マンリョウ Ardisia crenata Sims
ヤブコウジ科 Myrsinaceae
マンリョウは漢字で「万両」と書き,昔からお金が貯まるとして愛好されてきた植物です.
「両」という貨幣単位は江戸時代のものですから,100年以上もなじみがあると考えられます.
果実はふつう赤くなりますが,品種として黄色に熟すキミノマンリョウや白色に熟すシロミノマンリョウがあります.
お正月などで鉢植えが売られていることが多いので果実がついたものを想像してしまいますが,
7月頃に白い可憐な花をつけます.
ヤブコウジ属に属し,他の種とは匐枝がなく,葉が互生し,茎や花序に毛がないことで区別できます.



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