
ミツバアケビ Akebia trifoliata (Thunb.) Koidz.
アケビ科 Lardizabalaceae
ミツバアケビは山地や人里近くに生育するつる性の木本類である.他の木にからみついて生育する.葉は円形〜楕円形で長さ約5cm,柄は長いもので15cmほどになる.ミツバアケビは「三つの葉のアケビ」であり,小葉が3枚であることに由来する.小葉が5枚なら「アケビ」ということである.アケビと同様に,夏頃になると楕円形の液果をつける.この実は長さが約10cm,熟すと皮が紫色になり縦に割れ目ができる.皮が紫色になるのはアケビとは異なる点の1つである.こうなると食べごろでヒトだけでなく,小鳥や小動物も競って食べにくる.
日本には北海道から本州,四国,九州と幅広く分布する.



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