
ニガナ Ixeris dentata (Thunb.) Nakai
キク科 Compositae
ニガナは山地や人里などでよく見られる多年草.植物体は高さ約30cm.葉は茎を抱くようにしてつく茎葉と植物体基部にある根出葉の2型がある.初夏に黄色の花を咲かせる.ホウキ状につく花は頭花とよばれ,5-7個の小花が集まって形成されている.茎を折ると白い汁がでる.この汁は苦く,和名の由来になったと考えられる.また,この苦さが薬効成分を持つことが知られており,食べることができる.単為生殖するため,分布域が広いと考えられている.また,葉の形態や花の色や数などで区別される変種や亜種の報告がある.
日本には北海道,本州,四国,九州,琉球まで幅広く分布している.


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