アカガシ　Quercus acuta Thunb.　　（ブナ科　コナラ属）
　アカガシは宮城県・新潟県以南の本州・四国・九州、朝鮮南部・台湾などに分布する常緑高木。岡山県では海抜150ｍの低地から750mほどの、ブナ帯へ移行する地域にまで分布するが、降水量の少ない地域には分布が見られない。岡山県には分布は少ないが、脊梁山地を越えて日本海側に出ると、とたんに出現頻度は高くなる。降水量だけではなく、積雪などの要因も関係しているように思われる。樹高は20mを超え、直径も2ｍ前後のものがあり、巨木に生長する。材は強靭で赤味を帯び、アカガシの名前の由来となっている。

種名一覧にもどる　/　科名一覧にもどる　/　雑学目次にもどる　/　ＨＰにもどる