カゴノキ  Litsea lancifolia (Sieb. et Zucc.) F. Vills.   (クスノキ科 ハマビワ属
 カゴノキは、大木となる樹木で、岡山県では小雨・温暖の瀬戸内海沿岸地帯には少なく、より雨量の多い吉備高原地域に生育の中心がある。以前は少ない樹木であったが、近年は次第に稚樹・幼樹の生育が見られるようになり、今後次第に増加するものと思われる。巨木もあるので、クスノキと同様に寿命も長いものと思われる。シイノキの生育が少ない岡山県では、将来は比較的よく見られる高木になる可能性が高い。
 カゴノキは生長すると樹皮がまだらにはげてくる。和名は、鹿子の木の意味であり、樹皮がシカの子供のまだら模様のようであることを指している。幼い個体の場合にはこのような樹皮の剥落がないので、名前を付けにくい植物の1つである。雌雄異株であり、8月頃に花が咲き、果実は翌年の8月から9月に赤熟する。
カゴノキの新葉展開(4月21日)カゴノキ
カゴノキの果実(9月2日)カゴノキの樹皮(鹿子模様)

1.カゴノキ 2.カゴノキの葉 3.樹皮
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