アンティリス・ブルネラリア Anthyllis vulneraria  (マメ科 アンティリス属
 アンティリス・ブルネラリア Anthyllis vulneraria は道端の草原、砂礫地、工事跡などの撹乱地に見られ、石灰岩地に多いとの記述もある。高山草原の砂礫地に生育する場合は草丈が低く、草丈は25cm前後。撹乱地では、高さ50cm程度にまで成長する。花は5月から9月と長く、黄色の頭状花序を形成する。黄色い花弁を包む萼には白毛が密生している。頭状花序の基部には数枚の苞葉がつく。苞はは、おそらく3深裂。
 葉は単葉から5枚の羽状複葉まで変化する。高山草原の岩上や砂礫地に生育する場合には、茎葉はほとんどなく、単葉の根出葉が主体である。撹乱地などに生育し、草丈が高いものでは茎葉は3〜5小葉からなる複葉であり、頂小葉が最も大きい。
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