クサフジ Vicia cracca (マメ科 ソラマメ属) | |||||
クサフジは北海道、本州、九州のほか、北半球の亜寒帯から温帯に広く分布するツル性の多年草。山野の草地や林縁、路傍、堤防など日当たりの良い場所に普通にみられる。5〜7月に青紫色の蝶形花を総状花序に多数咲かせる。五月晴れの空の下では、青紫色の花がとてもさわやかである。羽状複葉の先は枝分かれした巻きひげとなり、ほかの植物や自分自身に巻きつく。画像はドウダンツツジの生垣に生えるクサフジのものであるが、巻きつかれているドウダンツツジの方は、たまったものではないであろう。増えすぎると害草となるかもしれない。和名は花や姿が藤に似た草であることかららしいが、フジの花序は下垂するが、クサフジのそれは垂れることは無い。あまり似てないんですけど...。 | |||||
(画像・文章:森定 伸)
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