キンキマメザクラ Prunus incisa subsp. kinkiensis (バラ科 サクラ属
 キンキマメザクラは本州の富山・石川・福井・長野・岐阜の各県および近畿・中国地方に分布する落葉小高木。岡山県では県の中・北部に点々と生育し、分布が少ないので準危急種に指定されている。あまり高くなる木ではないので、尾根や急傾斜地などに生育し、蛇紋岩地帯には比較的多い。
 葉は長さ3〜6cmで両面、毛を散生して表面は光沢がない。葉の先端は尾状に尖り、基部には腺点がある。縁は明瞭な二重鋸歯。葉柄は長さ6〜8mmで、上面に斜上する毛がある。花は葉の展開と同時に咲き、直径1.8〜2cm。

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