ブラックベリー Rubus spp. (バラ科 キイチゴ属)
住宅団地の庭先で、キイチゴ属(Rubus）の花が咲いていた。花弁は５枚から７枚であり、バラ科としては乱れているが、中心部に多数の雌しべがあり、その周辺に多数の雄しべがある点は、キイチゴ属の特徴をよく示している。気にしているとブラックベリーとして苗がたくさん販売されていた。基本的にはセイヨウヤブイチゴとよく似ているので、これから品種改良されたものであろうが、ブラックベリーと呼ばれているものにはいくつかの品種があり、親も異なるようで、ここでは単にブラックベリーとしておこう。
果実は赤紫色からやがて黒色に熟す。果実は花托の上に集まって付き、１つの雌しべの根本がふくらんで１つの果実になる。キイチゴの果実は、たくさんの果実の集合体であることになる。
