セイヨウナナカマド Sorbus aucuparia (バラ科 ナナカマド属
 セイヨウナナカマドは、ヨーロッパからシベリアのユーラシア大陸の北部に広く分布する落葉小高木。低地から海抜2400mまでと分布範囲は広い。樹形や生育地から一目でナナカマドの仲間であることはわかる。明るいヨーロッパカラマツの林では大きく生長し、亜高木層を構成している。林縁では橙色の果実をたくさんつけてよく目立つ。果実は日本のナナカマドよりも一回り大きく、色は橙色が強いようであるが、濃い赤色のものも見られた。分布域の2400mという数字は森林限界を超えているが、そのような場所では低木の状態で生育しているとのこと。
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