コクサギ Orixa japonica (ミカン科 コクサギ属
 コクサギは「小さな臭い木」であり、その名の通り、独特の臭気がある。渓谷などに生育する落葉低木で、谷沿いの道をヤブこぎすると、おやコクサギが・・・とすぐわかる。石灰岩地域の谷に多いが、特に分布が限定されているわけではない。葉は光沢があり、ミカン科特有の油点があって、葉を煎じた汁は殺虫効果があるとのこと。葉の配列は、一見単純な互生であるように見えるが、よく伸びた枝では2枚づつの互生になっている。ある樹木関係の掲示板ではコクサギ型葉序と呼んでおり(これが正式な名称かどうかは知らない)、本種のよい特徴の1つである。
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