ノウゼンカズラ Campsis grandiflora (ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属) |
ノウゼンカズラは中国原産の落葉ツル植物。幹から気根を出して樹木等に登る、這い登り型のツル植物である。6月の中頃から8月まで赤朱色の花を次々と咲かせる。落ち着きのある花であり、なんだかオリエンタルなイメージがある。 梅雨が終わりに近づく頃になると庭先にノウゼンカズラが咲き始める。通勤途中には何本かのノウゼンカズラがあるが、用水に差し掛かって咲くこのノウゼンカズラは昔ながらのたたずまいの民家と調和して実に美しい。用水におりる階段の上には小屋がつくられている。食器や野菜などを洗う際に雨に当たらないためのものであろうか。残したい風景の1つであるが、最近用水路の老巧化を理由にしたコンクリート化が時折行われており、このような用水路も少なくなってしまった。 |