ナガバノコウヤボウキ Pertya glabrescens (キク科 コウヤボウキ属
 ナガバノコウヤボウキは宮城県以南の本州・四国・九州に分布する落葉低木。枝が枯れず、次の年に葉が出るので低木に分類されるが、草本と思われるであろう。分布は隔離的で、蛇紋岩地帯などの明るい二次林に生育する。1年目の枝と2年目の枝の姿・葉の形が大きく異なり、同じ植物とは思いにくい。1年目の枝には卵型の葉が互生し、2年目の枝には細長い葉が輪生状に付く。短枝といったほうが良いのかもしれない。花はその中心に付き、8月から10月に咲く。
 コウヤボウキとは、葉が細長いこと、両面無毛であること、花が束生した葉の中心に付くことなどによって区別できる。

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