オオオナモミ  Xanthium canadense Mill. (キク科 オナモミ属)
 オオオナモミは放棄畑などで群生しているが、河原やため池などにも多い。果実が水に運ばれて分布を広げている。
 ため池では夏から秋の水位の低下に伴って、順次発芽してくる。水位が低下して水面より上になると1週間ほどで子葉を広げて急速に成長し始めるので、水面より高い場所ほど成長期間が長く、大きく成長する状況になる。秋になってはじめて水面上になると、5cmほどの小型のまま、まずは花を咲かせて実をつける。種子の水没には随分と強い耐性があると思われる。
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