オオユウガギク Aster yomena var. angustifolius (キク科 シオン属
 オオユウガギクは本州の中部地方以西、四国、九州に分布する多年草。湿地や小川の縁、田のあぜなど、比較的日当たりのよい草地に生える。一見するとヨメナによく似ており、本種もヨメナと同様に秋に咲く里地里山を代表する野菊のひとつと言える。本種を含めたヨメナの類は、分類途中のものであり、ここでは「日本の野菊」に従って、ヨメナの変種とした。本種は、中国地方では広く分布するようであるが、最近までヨメナとオオユウガギクを混同していた地域もあり、正確な分布はよく解っていない。私見では、本種の方がヨメナよりも雨量の多い地域を好むような気がする。
オオユウガギク Aster yomena var. angustifolius (2007/10/04 鳥取県ほうき町桝水高原)
オオユウガギク

(文章・画像:森定 伸)
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