ツリーデイジー Montanoa hibiscifolia  (キク科 モンタノア属
  ハワイオアフ島のタンタラスの丘、林縁や低木林中に白い花が咲いていた。近寄ってみるとキクの花であり、葉はクワとかオオブタクサのイメージ。低木なのでツリーデイジーという名前になったらしい。もちろん外来の植物であり、ハワイでは旺盛な生育によって在来種の生育に影響を与えることから、有害植物に指定されている。森林破壊があった場所での遷移初期に侵入しているようであった。
 ツリーデイジーは、冬に花を咲かせることからクリスマスデイジー、生育状態からブッシュデイジーなどとも呼ばれる。メキシコ南東部からグアテマラやコスタリカなどが原産地。高さは数mになり、幹の先端に多数の花を咲かせる。葉は長さ6〜50cm、幅は2〜36cm。3〜9に深裂し、形は樹木らしくなく、ゴワゴワした質感であり、特に裏面脈上には短い毛が多い。
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