コケモモ Vaccinium vitisidaea  (ツツジ科 スノキ属
 コケモモは周北極地域に広く分布し、日本では北海道から九州までの山岳にみられる、高さ5〜20センチの常緑小低木。亜高山帯上部のハイマツ低木林の林床に多く見られ、高山の風衝地ではガンコウランやミネズオウとともに矮性低木林を形成する。7月頃、前年の枝先に、長さ1センチ程の釣鐘形の花を下向きに数個咲かせる。秋には赤い実をつけ、これが結構美味らしい。しかし、大雪山は国立公園であり、全面採集禁止なので、ヒグマにでも変装しない限りコケモモの実を食べることは出来ない。
コケモモコケモモの花
コケモモの葉マット状に生育するコケモモ
(画像・文章:森定 伸)

1.大雪山のコケモモ 2.スコットランドのコケモモ
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