イチョウウキゴケは日本全国および世界各地に生育しているコケ植物。二叉状に分枝する葉状体がイチョウの葉に似ることからこの名が付いた。画像を見ての通り、水面を浮遊するコケ植物である。水田や浅い池など、止水域の水面を浮遊し、水が無くなると地面に定着して地上型にもなれる。地上型は同じ科のハタケゴケや
カンハタケゴケにどことなく似ている。はじめて本種を見つけたときは、とんでもないものを発見したと興奮した思い出が有る。現在本種は環境省のレッドデータブックにおいて絶滅危惧T類に選定されている。
アカウキクサと同様に、近年の農業形態の激変について行けなかったのかもしれない。