ダイオウショウ Pinus palustris (マツ科 マツ属)



 ダイオウショウは「大王松」であり、マツ属の中でもっとも長い葉を持つのでこの名がついた。北アメリカの東南部が原産地であり、ここでは樹高は40mを越えるというが、日本ではその半分程度にしかならない。40mというとわかりにくいが、ビルにすると11階の高さである。まさに大王松である。葉は3本づつ出る三葉松であり、葉の長さは老木では20〜25cm、若木では長さ40〜60cmに及ぶ。球果(マツカサ)は長さ15〜25cmと大きい。材は建材として利用されるというが、日本では花材として生け花に用いられ、庭園や公園に植栽されることもあるが、あまり多くはない。枝打ちが荒いので、小さく育てることは難しく、広い場所での植栽が適しているであろう。
ダイオウショウ庭木として剪定されているダイオウショウ
ダイオウショウの球果(マツカサ)剪定されていないダイオウショウ
1.ダイオウショウ 2.ダイオウショウの球果 3.ダイオウショウの花

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