4車線化にともなう対策
湿原の管理状況と4車線化にともなって実施された対策(2001/11/28)
A.湿原の状況と管理
最下流部に設置したトンボ池。酸化鉄によって赤褐色になっているが、底が見える。 |
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刈り取りが行われている。 |
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きれいに刈り取りがなされ、枯れ草は搬出されている。点々と除伐したハンノキの切り株が小山となって見えている。これらの株は萌芽再生し、毎年ひこばえを出し続けている。 |
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新しく湿原を造成した地域では、植栽した植物の株がいまだ明瞭にわかる。植生の回復に時間がかかっているが、これはこれでよいのではないかと思われる(様々な遷移段階の植生が発達しているという意味で)。 |
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発見当時から湧水が見られる地域であり、もっとも良好な植生が見られた場所でもある。現時点でも持続的な湧水があることが確認できる。 |
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草刈り後の枯れ草は原則的に搬出処理しているとのことであったが、もっとも搬出路に遠い地域では焼却処分されていた。 このような集積してからの消却は地温が上昇してしまう可能性があるが、どうなのであろうか? 要観察である。 |
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結果的にであると思われるが、火が地表を走っている。刈り取りした後の延焼であると思われるが、地温の上昇はごくわずかであったと思われ、影響はあまりないと思われる。 このような火入れは、植物のみへの影響となるか、動物へも影響があるのか、なかなか難しい問題である。 労力的には現地焼却が楽。しかし、影響が判定できなければ、大規模に実施することには問題がある。計画的に場所を決め、調査する必要があろう。 |