ハナノキ Acer pycnanthum (カエデ科 カエデ属) ムクロジ科に移動
 ハナノキは長野県・岐阜県・愛知県の一部に分布する日本固有の落葉高木。湿原の周辺に生育するとの事であるが、残念ながらまだ見たことがない。湿原の内部ばかりに注目しているからであろうか。元々分布域が限られており個体数が少ないこと、紅葉が美しいので採取の対象になること、湿原が乾燥化して減少しつつあることなどのために絶滅が危惧されている。ハナノキは雌雄異株であり、花や紅葉が美しい紅色なのでハナノキの和名を頂戴したのであろう。葉は浅く3裂し、裏面は粉白色を帯びる。
紅葉したハナノキ葉の裏面
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