スモークツリー Cotinus coggygria  (ウルシ科  コティヌス属
 最近、おや? と思う樹木が流行っている。スモークツリーと名札がかかっていた。英名では Smokebush、Smoketree とのことで、煙潅木 あるいは 煙木 となる。たしかに、もくもくと煙が出ている感じである。夏に開花した後、残った花柄が煙のように見える状態になるらしい。調べてみると、ウルシ科であるとのこと。稔った果実を見ると、ウルシの顔である。いくつかの園芸品種があるようで、葉の色は緑のものと赤色を帯びたものがある。葉の形からは、とてもウルシ科とは思えない。原産地は中国・ヨーロッパとの書き込みがあったが、漠然としており、どのような場所に生育するのかわからない。さて、花柄の毛がどのような役割を果たしているのか、興味がもたれるが、想像もできない造形の妙である。
スモークツリースモークツリーの葉
花後に残った花柄に毛が生え、煙状にスモークツリーの果実
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