フッキソウ
Pachysandra terminalis
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ツゲ科
フッキソウ属
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フッキソウは地被植物として植栽されることもある。ここに掲載された野生のものは北海道千歳の二次林中で見かけたもので、若い果実が付いていた(9月中旬)。花は春に咲かせるとのことで、秋にはツボミを準備しているものと思われる。分布は北海道から九州、中国にも分布するとのこと。普段の調査では見かけないので、ブナ帯などの寒冷な地域に生育するのではないかと思うが、意外に低地にも出現するらしい。葉は常緑でやや厚く、草本のようであるが、小低木であり、横に匍匐して株が広がる。