ウシオツメクサ Spergularia marina (ナデシコ科 ウシオツメクサ属
 銚子市の屏風ヶ浦が見える潮見町の造成地、塩がたまって塩田跡地のようになってしまった場所にウシオツメクサの群落があった。元々は火力発電所を建設するために造成された工業用地なのだが、その後曲折があって現在は千葉科学大学のキャンパスとなっている。この画像は、環境調査を行ったときのもの。海面よりも数メートル高いのだが、高潮なのか、風なのか、時折海水が入ってきて塩田状態となるのであろう。地面が白くなっているのは塩の結晶である。

 ウシオツメクサは一年生草本であり、北半球の海岸やアルカリ土壌地に生育する。英語名は Saltmarsh sand-spurry 塩湿地砂ツメクサということになり、まさに潮(砂)ツメクサである。

 本種の記載と画像は、ウシオハナツメクサと入れ替わってしまっていた(ファイル名は入れ替わっていなかった)。どこかで混乱があったのであろうが、申し訳ないことでした。訂正します(2015-03-19)
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