ヨツバハコベ Polycarpon tetraphyllumナデシコ科 ヨツバハコベ属
 鳥取県の米子駅付近のケヤキ植栽枠の中に、見慣れる小さな植物が生えているのに気が付いた。生態学会の中国四国地区会に行くために朝歩いていたのだが、花は開いておらず、何の仲間かわからなかった。学会が終了して昼過ぎに歩いていると、点々と花が開いていた。どうやら昼前後に花開くようであった。

 地元の清末氏に聞くと、四葉○○・・・・ということであった。図鑑で見ると、1939年の神戸が初記載、次が山口県下関、港や駅付近の砂地が生育地ということで、生育地も符合する。

 ヨーロッパ原産で世界各地に帰化している。英語名は fourleaf allseed or fourlea manyseed。Allseed、Manyseedはたくさん種子ができるという意味になるが、日本語では適当な訳語がみあたらない。種子たくさんというか、目立たないが、花がたくさん咲くといったニュアンスなのであろう。
ヨツバハコベ Polycarpon tetraphyllumヨツバハコベ Polycarpon tetraphyllum
基本は二叉分岐裏面からみた花序
花序花
葉は4枚輪生葉の裏面
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