ニシキギ Euonymus alatus (ニシキギ科 ニシキギ属)
ニシキギは北海道から九州に分布し、朝鮮や中国にも生育する落葉の低木。湿地の周辺や渓流沿いなどの湿潤な場所を好む。和名は錦木であり、紅葉が美しいからであろう。若枝は緑色であるが、やがて翼ができる。コルク形成層が線状に発達して翼状の薄いコルク層ができるためである。よく発達したものでは幅1cm近くになることもある。この翼は顕著なものとあまり発達しないものがあり、翼が顕著ではないものをコマユミとして区別することもあるが、最近は強いて区別しなくなった。