クロツリバナ Euonymus tricarppus (ニシキギ科 ニシキギ属
 北海道はニセコ、トドマツやアカエゾマツの生育する針葉樹林帯にツリバナの仲間が生育していた。ツリバナの仲間は果実が5つに割れたり4つに割れたりするが、本種は3つに割れて中から赤い種子が出てくる。どこがクロなのかと思えば、花が黒あるいは紫と呼びたくなるような色なのだそうだ。葉は大きい部類に入り、長さ2.5〜12cm。葉脈は裏面に突出し、葉をしっかりとさせる構造となっている。樹高はおそらく数m程度。本州中部以北から北海道、樺太。
クロツリバナ (北海道虻田郡ニセコ)クロツリバナの若い果実
裂開した果実冬芽は長く、7〜12mm
クロツリバナの葉葉脈は裏面に突出している
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