マユミ
Euonymus sieboldianus
(
ニシキギ科
ニシキギ属)
マユミは北海道から九州までの日本各地に分布する落葉の小高木。渓谷沿いなどの水分条件の良好な場所に生育する。近年は公園にも植栽されることも多くなったが、生育には水を要求するので日当たりが良すぎる場所や乾燥する場所では生育が良くない。
和名は「真弓」であり、この材で弓を作ったことがあるからであるという。軽い割には粘り強いのであろう。普通に見られる生育状況では、弓を作れるほどのものは多くはない。紅葉も美しいが、果実が美しいので庭に植栽されることも多いが、樹形は乱れるので大きくならないと格好がつきにくい。剪定には耐えるので、盆栽に仕立てられることもある。
花弁は4枚。果実は4つに割れ、中から朱色の種がのぞく。
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