ピンク・ロックローズ Cistus creticus (ハンニチバナ科 ゴジアオイ属
 サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジ公園を歩いていると、ハマナス? といった印象の花が咲いていた。しかし、葉は小さくてちじこまっている感じで対生、いじけたシソ科の葉の感触。類縁の植物が思い当たらない。別に日に他の場所で花弁に斑が入ったものがあった。これも同じ仲間に違いないと思いつつ、帰国してアメリカのガーデニングの本を眺めていると、rockroseとして紹介されていた。ヨーロッパ、地中海地方原産の常緑低木であり、カリフォルニアでは園芸植物として導入され、野生化して帰化植物として定着しつつあるとの事であった。園芸では、水を節約する植栽として紹介されており、半砂漠のカリフォルニアは適地であったのであろう。
 花は6月から8月にかけて咲き、直径は4.5〜5cm。科の名前からは、花の寿命は半日しか持たないのであろうか?8時間ほどでしぼむとの記載もあった。属名のゴジアオイは、五時葵の意味との事。夕方から咲く? しかし、撮影したのは真昼間でしたから、早朝から半日開くということでしょうか・・・・。
ピンク・ロックローズ Cistus creticus (サンフランシスコ)
ピンク・ロックローズ Cistus creticus (サンフランシスコ)
ピンク・ロックローズの花花の中心部
葉葉の裏面
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