ヒメレンゲ Sedum subtile (ベンケイソウ科 マンネングサ属)
ヒメレンゲはコマンネンソウともいい、関東以西の本州〜九州に分布する多年草。沢沿いの岩上などに群落を形成して生育する。下の画像は道路沿いのコンクリート壁に群落を形成していたものである。群落が発達していた場所は降雨時には水が流れ落ちる場所であった。晴天時には乾燥するものの、降雨時には道路に降った水が流れ落ち、土壌や栄養分が供給される立地である。自然状態であっても、同様な要素を備えた場所に生育するに違いない。
花は4月の終わり頃から5月にかけてであり、群生して開花し、渓谷を彩る。花弁は5枚。花茎の下部から走出枝を形成し、地面に広がる。