オカタイトゴメ Sedum japonicum subsp. oryzifolia var. pumilum
 大学に隣接する事務所の砕石を敷いた空き地にコケのような地被植物が群生していた。はじめてみたSedumであり、栽培品が逃げ出したものであろうと思われた。気になりながら花が咲いていないので、今後の課題としておいたが、学会で訪れた高知の植え込みで花が咲いているのを見つけた。

 その後、拙宅近くの植え込みにも生育し始め、今年(2016)の6月初めには花が咲き始めた。拡散し始めると早いもので、アスファルトの隙間などにも生育し始め、グランドカバーとして珍しがられ、どんどん広がっている、、というより植え広げている人が居る。

 Sedum japonicum と検索すると、Tokyou Sun という品種が引っかかってくる。海外でも類似あるいはこれが地被植物として販売されているようで、いくつも品種があるように見える。マンネングサの仲間は乾燥に強いことから屋上緑化などに利用されてきた。多くの場合、植栽してから数年間は良好な生育を示すものの、ある程度の年月が経過すると衰してみるも無残といった状態になることが多かった。さて、本種は今のところ野生化して自活しているように見える。どうなるのでしょうか。
オカタイトゴメ Sedum japonicum subsp. oryzifolia var. pumilum
オカタイトゴメ Sedum japonicum subsp. oryzifolia var. pumilumオカタイトゴメ Sedum japonicum subsp. oryzifolia var. pumilum
緑色のオカタイトゴメライム色のオカタイトゴメ
オカタイトゴメ Sedum japonicum subsp. oryzifolia var. pumilumオカタイトゴメ Sedum japonicum subsp. oryzifolia var. pumilum
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