イブキフウロ Geranium yesoense var. lobato-dentatum (フウロソウ科 フウロソウ属
 イブキフウロは滋賀県伊吹山と東北地方の一部に生育するフウロで、花弁の先端が三裂することが大きな区別点。伊吹山には変種の関係であるハクサンフウロ、エゾフウロが生育しており、中間的なものもあって困ることもある。3変種の区別点は顎片の毛であり、イブキフウロは顎片の開出毛は散生する程度となっているが、この画像ではかなり毛深いといわざるを得ない。エゾフウロ的なのである。混在して生育しており、変種の関係とあれば区別しにくいものが出るのも致し方ない。ここでは、花弁がイブキフウロであるので、そのように判定しておく。
イブキフウロ(開花直後で柱頭は開いていない)イブキフウロ(柱頭が開いて葯は脱落している)
イブキフウロの花(側面観)イブキフウロの葉
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