トサミズキ
Corylopsis spicata
(
マンサク科
トサミズキ属
)
トサミズキは高知県の蛇紋岩地帯や石灰岩地帯などに生育する落葉低木。高さは数mになり、若い枝は分岐点でジグザクに曲がる。葉は長さ5〜10cmほどで、やや長い丸い形となり、質は厚く丈夫である。葉脈は平行に走り、名前のように
ミズキの仲間
に似ているが、実はマンサク科である。早春に葉の展開に先立って、穂状の花序を出し、春の到来を告げる。花弁はヘラ形であり、5枚。雄しべは5本で、葯は紅色。春を告げる花として庭木として植栽される。