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 アズキ Vigna angularis (マメ科 ササゲ属
 アズキは二千年程の昔に中国から渡来したと考えられている栽培種。和菓子のあん、赤飯等に使われるマメとしてお馴染みである。ヤブツルアズキから品種改良されたと考えられている。ヤブツルアズキはツル植物であり、アズキもその性格を若干残しており、あまり背が高くならず、株の周辺の茎は地面に這ってしまう傾向がある。
 8月の終わり頃、葉腋に黄色い花を咲かせる。花の中心部にある竜骨弁と呼ばれるものは旋回しており、属は異なるがノアズキとよく似ている。果実は円筒形で細長く、ササゲ属の特徴をよく示している。種子は赤飯などでお馴染みと思うが、膨らんだ円筒形。

 近所の畑に遅い枝豆が蒔いてあるな・・・と思っていたが、黄色い花が咲いた。調べてみるとアズキであった。アズキの花は中心部が旋回しており、ノアズキとよく似ている。小豆の花がわかると、ノアズキの名前に納得できる。花が旋回している点はよく似ているが、ノアズキの果実は扁平であり、種子の形も違う。アズキの原種であるとされるヤブツルアズキは岡山県では少ない植物であり、残念ながら画像が用意できていない。
アズキアズキの花
アズキの花序アズキの花と若い果実


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