カワラケツメイ Cassia mimosoides subsp. nomame (マメ科 カワラケツメイ属
 カワラケツメイは本州・四国・九州、朝鮮・中国に分布する一年草。日当たりの良い草原に生育し、河原・土手・道ばたなどに生育するとされるが、河原ではあまり見かけないように思う。今までの経験では、キャンプファイアーや刈り草を焼いた跡などの、火をつかった跡地に群生することが多いように思う。草丈は20〜30cmであることが多く、密な群落を形成して美しい。葉は羽状複葉で、小葉は15対から35対で、通常25対前後の小さな小葉が美しく並ぶ。花は黄色で8月頃から10月ころまで次々と咲くが、葉に隠れて見えにくい。
 葉や果実はお茶として利用され、マメチャ・ネムチャ・コウボウチャ・ハマチャ・コウカイチャなど、地方によってさまざまな名前が付いている。昔からよく利用されてきたことがわかる。利尿に薬効があるとされ、健康をうたい文句とするお茶に混合されていることも多い。
カワラケツメイカワラケツメイの花は群落の上からは見つけにくい
小葉は15〜35対。ここに掲載したものは25対。葉の裏面拡大:小葉の先端は微突端


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