コマツナギ Indigofera pseudotinctoria Matsum. (マメ科 コマツナギ属) |
コマツナギは草のようであるが、実は木本であり、小低木に分類される。しかし、平凡社の図鑑では、木本編にも簡単な記載があるが、詳しい記載は草本編にある。本州から九州に生育し、背丈の低い刈り取り草原に多い植物である。刈り取り草地や路傍に生育する場合には時折刈り取られるので地面を這うような形で生育する。丈夫なので、これに馬のたずなをつないだことから「駒繋ぎ」と呼ばれるようになったという。礫質の乾燥した河原や岩礫地では背丈も高くなり、1m以上となることもあるが、枝が細いので垂れ下がる傾向があり、あまり高くなれない。6月頃から葉腋から円錐花序を形成し、長い間淡紅色の花を咲かせる。葉は夜には閉じる。 |
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