シロツメクサ Trifolium repens  (マメ科 シャジクソウ属
 シロツメクサはヨーロッパ原産の帰化植物。クローバーとも呼ばれる。日本に渡来したのは江戸時代であり、花を乾燥してガラス器などの緩衝剤として詰め物にしたものから発芽したものであるという。地表直下から地表を匍匐する地下茎があり、所々から葉や花を付ける。3つの小葉を付けるのが普通であるが、4〜6枚の小葉をつけることもあり「幸せを呼ぶ四つ葉のクローバー」として親しまれている。
 葉は柔らかいが、踏みつけや刈り取りには結構強く、地表近くに張り巡らした茎から迅速に再生してくる。マメ科であるので根には根粒が形成され、空中窒素の固定能力があるのでグランドのような荒れ地にも生育している。牧草として利用されてきたが、緑化にもよく利用される。下の画像は、モモ畑の地被としての利用である。密生させて他の雑草の繁茂を防ぐとともに、空気中の窒素を固定させる働きもあって、一挙両得という目論見なのではないかと思う。
モモ畑の地被として植栽されたシロツメクサ
シロツメクサ Trifolium repens シロツメクサの花
シロツメクサの葉葉の裏面
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