シュクコン・スイートピー Lathyrus latifolius マメ科 レンリソウ属
 通常、切り花として販売されているのは一年草のスイートピーであるが、多年草の宿根スイートピーもあり、ともに地中海シチリア島原産である。花は一年草のスイートピーの方が品種改良が進んでいるのか、花は大きくて多様である。宿根スイートピーは花期が遅く、6月から8月にかけて咲くのでサマースイートピーとも呼ばれる。名前の通り、甘い香りがするのはどちらも同じである。
 宿根・一年草のどちらもそうであるが、茎や葉柄には立派な翼がある。ほとんど、葉の代役なのではないかと思えるほどの面積であり、立派に光合成を行って貢献しているのではないかと思える。このような翼は茎を強固にする役割もあろうが、ツル植物であり、特にそのような役割でもなさそうに思う。雨の少ない地中海気候の下で、水分の損失を防ぐスタイルではないだろうか。
シュクコン・スイートピーの花序シュクコン・スイートピーの花
シュクコン・スイートピーの茎良く発達した翼
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