オオバナサルスベリ Lagerstroemia speciosa (ミソハギ科 サルスベリ属
 那覇の街路樹が紫色の花を咲かせていた。樹高がけっこう高いので詳細は見えなかったがシワシワの花弁はサルスベリを連想させるのに十分であった。和名を付けるとすればオオサルスベリに違いないとおもったのだが、大花百日紅であり、花の美しさに着目した和名となっていた。
 オオバナサルスベリはインド、東南アジアなどの熱帯アジア原産の落葉高木。フィリッピンのタガログ語ではバナバと呼ばれる。葉は長さ30cm近くなり、サルスベリに比べてずいぶんと大きく、葉からはサルスベリを連素することはできない。花は6弁からなり、直径は4cmほどだろうか。花弁のシワシワ感はサルスベリそっくり。花弁の基部は細くなっているが、サルスベリほどは目立たない。それにしても、沖縄のサルスベリの花は見事であった。南方系の植物である。
オオバナサルスベリ Lagerstroemia speciosa
オオバナサルスベリ Lagerstroemia speciosa裏側から見た花
オオバナサルスベリの花序はじけた果実
オオバナサルスベリの葉樹皮
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