タイサンボク Magnolia grandiflora (モクレン科 モクレン属)



 タイサンボクは1873年に渡来した常緑高木。漢字では泰山木あるいは大山木と書くので、てっきり中国産であると思っていたのだが、北米が原産であるという。出身地は別として、堂々としたイメージをよく表した和名である。
 5月から6月にかけて、次々と大輪の花を咲かせる。葉の長さは20cm前後なので、かなりの大輪である。残念ながら花は高い木の梢に上向きに咲くので、近寄ってみる機会がほとんど無い。香りもよいそうであるが、そのチャンスに恵まれない。ビルの上からでも眺めたいものであるが、常緑樹であるのでビルに接して植栽されることも少ない。枝はツンツンと伸びるので、樹形は乱れがちである。公園の様な広がりのある場所への植栽が適している。
タイサンボクタイサンボク

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