オオハマボウ Hibiscus tiliaceus (アオイ科 フヨウ属) |
沖縄島の海岸、サンゴの破片でできた砂浜に丸い葉の樹木が生育していた。心形の葉は基部が重なってほとんど円形に見える葉が特徴である。葉の裏面は粉白色。葉はやや密に付いて重なって光を遮ってしまう。防風林に植栽されるとのことで、この葉の多さが防風林としての機能を果たすのであろう。12月のことであるので花はあきらめていたが、高い梢に黄色い花が見えた。しかし、当然多くはない。見つけた花は黄色であったが、やがて赤味を帯びるとのこと。民家の庭にも植栽されていた。花を手に取ることはできなかったが、ハマボウによく似ている。葉の形は異なるが、裏面が粉白色である点などもよく似ている。オオハマボウは沖縄以南の亜熱帯から熱帯に分布する。 |
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