ワタ Gossypiuym spp. (アオイ科 ワタ属) |
学校の畑や公園、個人の庭などに時折ワタが栽培されている。ワタが稔るのが面白く、ドライフラワーとして使われたり、木綿の布を織る原料であることの教育にもなるからであろう。調べてみると、ワタの仲間には5種類ほどあるようで、今まで撮り貯めてきた画像を比較すると、かなりバリエーションがあることもわかる。ここでは、ワタの仲間ということにしておこう。 花は少し小さめであるが、フヨウに似て美しい。雄しべや雌しべの造りはフヨウ属とは少し違いがある。花が終わる頃には赤色が濃くなり、黄色からピンク色になるのはアオイ科の植物ではよくある現象。果実が裂開すると中から綿毛が出てくる。この綿毛は種子の表面から出ているのだそうで、種子を取り除いたものが綿ということになる。葉は3裂するタイプと最初は3裂でやがて5裂するタイプがあって、系統が違うのではないかと思う。毛に関しても、多いものと少ないものがある。 |
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