シャクヤク Paeonia lactiflora var. trichocarpa (ボタン科 ボタン属) |
シャクヤクは北朝鮮・中国東北地区からシベリアに分布する多年草。観賞用あるいは薬用として古くから渡来し、栽培されてきた。シャクヤクは芍薬であり、鎮痛・鎮咳・血圧降下などの薬効があるとされる。薬用には秋に根を掘りとって使用される。「立てば芍薬、座れば牡丹」いずれもひけを取らない美しさということであるが、シャクヤクの方が草であるだけに、清楚な感じ。ボタンが咲き終わると咲き始める。元来の花は白色とのことであるが、赤系統の色まで、また八重咲きや獅子咲きまで様々な品種が作出されている。花の作りをみると、雄しべが多数であり、雌しべの形などはキンポウゲ科と非常に共通性が高い。同じ科とする意見があるのも納得である。 |
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