アイスランドポピー Papaver nudicaule (ケシ科 ケシ属) |
一般にヒナゲシあるいはポピーと呼ばれているものは、Iceland poppy または Arctic poppy と呼ばれるもので、園芸植物として品種改良され、栽培されている。原産地はシベリアなどの北半球の寒冷地。英名を訳せばシベリアヒナゲシあるいはアイスランドヒナゲシとなる。日本には大正時代に観賞用として導入され、切花用としてあるいは花壇などに植栽されている。春から初夏にかけて美しい花を咲かせる。花弁数は4枚であり、雌しべの柱頭は10前後の筋となっており、ケシ科の典型的な姿を良く示している。花の色は白色、黄色、オレンジ色であるが、品種改良されたものには赤や八重咲きなどもある。 |
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