ハゼラン Talinum crassifolium (スベリヒユ科 ハゼラン属) |
ハゼランは熱帯アメリカ原産の帰化植物。栽培用に導入されたものが道ばたなどに野化している。ハゼランは、はぜるように咲く美しい花(爆蘭)という意味らしい。昼過ぎ、三時頃から夕方まで花を開くところから、三時花(サンジカ)あるいは三時草(サンジソウ)ともよばれている。昼過ぎに通りかからなければ、見過ごしてしまう。葉はやや厚く、一カ所から葉が集まって出る。花茎は葉群の上から枝分かれする。スベリヒユの仲間とは大きくイメージが異なり、スベリヒユ科とは思いにくい。 この植物は長らく名前を知らなかった。帰化植物であろうとは思っていたが、普通に使っている図鑑に掲載されてい無かったので、見あたらなかったわけである。画像のように道ばたのコンクリートの隙間などにもよく生育しているほか、直射日光が当たらない街路樹の下などにも生育していた。ある程度日照が制限されている場所にも生育できるのかもしれない。 |
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