エゾノリュウキンカ Caltha palustris var. barthei (キンポウゲ科 リュウキンカ属) |
エゾノリュウキンカは本州北部、北海道、千島、樺太、ウスリーなどに分布する多年性草本。リュウキンカよりも大型で、茎は直立し高さ50〜80センチになり、根出葉も10〜30センチと大きい。花の数やサイズもリュウキンカより大きな花を多数咲かせて、6月中旬から8月上旬に、径4センチ程度の花を4〜8個つける。鯉ヶ窪湿原(岡山県阿哲郡哲西町)のリュウキンカは、春の終わりと初夏を告げる可愛らしい植物と言うイメージがある。一方、春と夏が一度にやってくる大雪山のエゾノリュウキンカは、ダイナミックな北海道の自然をイメージさせられる。 |
(画像・文章:森定 伸) |