オオヤマオダマキ Aquilegia buergeriana Sied. et Zucc. var. oxysepala (Trautv. et Mey. ) Kitam. |
オオヤマオダマキは山地の林縁や草原に生える多年草。北日本からシベリア東部、中国、朝鮮に分布するとされる。ヤマオダマキの変種であり、花の距が内側に巻き込むことで区別される。 花茎が高さ50cm程度に育ち、花を多数つける。葉は2回3出葉であり、小葉は深く切れ込む。花弁と萼片は紫褐色から白色であるが、紫色の濃さは個体差がある。花弁の距は細く伸びて内側に巻き込む。 道端や林縁に生えて、高さ50cmくらいにまで大きくなるので花期にはよく目立つ。花の色は小豆色にクリーム色とも見えて、何とも落ち着いた色の取り合わせである。 |
文章・画像:太田 謙 |