コジキイチゴ Rubus sumatranus (バラ科 キイチゴ属
 コジキイチゴは本州中部以南・四国・九州、朝鮮南部・中国・台湾などに分布する落葉低木。暖地の林縁から林内に成育する。茎は高さ1mほどになり、上部は倒れて他の植物に寄りかかることが多い。全体に腺毛が多い植物である。葉は3〜7枚の小葉からなる複葉で、葉の質は柔らかく、薄い。林内などの風の弱い場所に生育するからであろう。裏面脈上には腺毛がある。茎には棘があり、長い腺毛が密生している。花は5月から6月に咲き、白色の花を開く。果実は大きく、橙色に熟して目立つ。袋状にはずれ、美味とはいえないが食べられる。
コジキイチゴ果実
葉の表面拡大葉の裏面拡大茎

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